採用代行の費用・相場はいくら?料金体系と医療福祉での考え方を解説

採用代行(RPO)の導入を検討するとき、多くの事業者がまず気にするのが「費用はいくらかかるのか」という点です。「人材紹介より高いのか安いのか」「うちの規模でも使えるのか」——この記事では、採用代行の費用・相場、料金体系の違い、人材紹介と比べたコスト、そして医療・福祉業界における費用の考え方を、採用のプロがわかりやすく解説します。

※具体的な金額は、依頼する業務範囲・職種・地域・事業所の状況によって大きく異なります。ここでは一般的な考え方を整理します。正確な費用は個別のお見積もりでご確認ください。

採用代行の主な料金体系

採用代行の料金は、大きく次の3つのタイプに分かれます。それぞれ特徴が異なるため、自社の採用状況に合ったものを選ぶことが重要です。

1. 月額固定型

毎月一定の料金を支払い、決められた範囲の採用業務を継続的に任せる方式です。求人運用・応募者対応などを継続的に依頼したい場合に向いています。採用活動が計画的に進み、費用の見通しが立てやすいのが特徴です。継続的に複数名を採用したい事業者に適しています。

2. 成果報酬型

採用が決まった際に費用が発生する方式です。採用に至らなければ費用がかからないため、リスクを抑えて始めやすい一方、採用単価は月額型より高めになる傾向があります。「まず試してみたい」「1名だけ採用したい」事業者に向いています。

3. 従量型・スポット型

「求人原稿の作成だけ」「特定業務だけ」といった単発の依頼に対して費用が発生する方式です。必要な業務だけをピンポイントで任せたい場合に向いています。「一部だけ手を借りたい」事業者に適しています。

多くのサービスでは、これらを組み合わせて、事業者の状況に合わせた料金プランを提案します。「どの方式が自社に合うか分からない」という場合も、まず相談してみるのがおすすめです。

採用代行の費用を左右する要素

採用代行の費用は、次のような要素によって変動します。

  • 依頼する業務範囲:求人作成のみか、応募者対応・面接調整まで含むか、採用活動全体を任せるか
  • 採用職種:看護師・ケアマネジャーなど採用難度の高い職種ほど工数がかかる
  • 採用人数・拠点数:同時に多数・複数拠点で採用する場合は工数が増える
  • 地域:人材が集まりにくい地域は難度が上がる
  • 現状の採用体制:ゼロから設計するか、既存の仕組みを改善するか

同じ「採用代行」でも、これらの条件によって費用は大きく変わります。だからこそ、相場の数字だけを見て判断するのではなく、自社の状況に即した見積もりを取ることが大切です。

人材紹介・派遣と比べたコストの考え方

医療・福祉の採用では、人材紹介や派遣に頼りきりになっている事業者が少なくありません。それぞれのコスト構造を比べてみましょう。

  • 人材紹介は、採用が決まると理論年収の一定割合(高額になりやすい)が手数料として発生します。とくに看護師・ケアマネジャーは手数料が高額になりがちで、1名あたり数十万円〜100万円以上になることもあります。複数名採用すれば、その負担は一気に膨らみます。
  • 派遣は、継続的に高い時間単価を払い続けることになり、長期的にはコストがかさみます。しかも人材は自社に定着しません。

これに対し採用代行は、自社で採用する力を高めながら、一人あたりの採用単価を抑えられる可能性がある点が大きな違いです。とくに継続的・複数名の採用が必要な事業者ほど、紹介・派遣依存から採用代行に切り替えることで、中長期のコスト改善が期待できます(「採用代行と人材紹介・派遣の違い」の記事もご覧ください)。

事例:人材紹介費用を抑えられた看護師採用

コスト面での効果を示す一例として、当社「レンタル人事」の支援先である明日香デイサービスセンター様(京都市南区)では、看護師4名を人材紹介手数料をかけずに採用できました。

仮に看護師1名を人材紹介経由で採用すると、高額な手数料が発生します。4名分となれば、その総額は相当な負担です。この事例では、求人設計と採用活動の見直しによって紹介に頼らず採用でき、その手数料分を丸ごと抑えることができました。採用代行の費用は、こうした「削減できたコスト」と対比して考えることで、その価値が見えてきます。

分野別の採用コスト削減実績

実際の支援では、多くの事業所で想定を大幅に下回る採用コストを実現しています。

分野・地域 職種 採用コスト削減 1人あたりコスト
病院(京都市左京区) 看護師/看護助手 100万円→約17万円
認定こども園(大阪府高槻市) 保育士 94% 約4.4万円
特養・老健・GH(京都府南丹市) 介護職 86.3% 約7.4万円
放課後等デイ(大阪市生野区) 看護師 85% 約11万円
訪問看護(京都市伏見区) 看護師 80% 約24万円

人材紹介だと看護師1名で数十万円〜100万円以上になることもあるなか、これらの事例はいずれも1人あたり数万円台〜20万円台に採用単価を押さえています。

※本事例はサイト掲載の支援実績に基づきます。成果は事業所の状況により異なります。

医療福祉業界における費用の考え方

医療・福祉業界では、採用費用を「単なるコスト」ではなく「人材確保への投資」として捉えることが重要です。

  • 人手不足でサービスを断れば、その分の機会損失が発生します。
  • 早期離職が起きれば、採用費用が無駄になり、再採用のコストもかさみます。
  • 適切な採用ができれば、定着率の向上を通じて中長期の採用コストを抑えられます。

目先の金額だけでなく、「その費用で何名を、どれだけ定着させて採用できるか」という費用対効果で判断することが、失敗しない採用代行選びのポイントです。

よくある質問(Q&A)

Q. 採用代行と人材紹介、結局どちらが安いですか?
A. 1名だけの単発採用なら人材紹介が手軽な場合もありますが、継続的・複数名の採用では採用代行のほうが総コストを抑えやすい傾向があります。採用の頻度と人数で判断するのがおすすめです。

Q. 小規模事業所でも予算内で使えますか?
A. 必要な業務だけを部分的に依頼する方式もあるため、規模や予算に合わせて調整できます。まずは予算感を含めてご相談ください。

Q. 費用は前払いですか?成果が出なかったら?
A. 料金体系によります。成果報酬型なら採用が決まるまで費用がかからない設計もあります。契約前に条件を明確にすることが大切です。

Q. 見積もりだけでもお願いできますか?
A. もちろん可能です。現状の採用課題をお聞かせいただければ、業務範囲と費用感を無料でご提案します。

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